色色

レディーレ


生きる仕草が こうも簡単に
醜く映るのはどうして
ひた隠す 熟れた熱情も 
曝け出してしまいたいよな

告げた言葉の意味に 今日だって 
彷徨い続けてしまうのに
遠い先のこと考えて 
生きていける筈もないよな 

長い帰路の真ん中で 
野良猫は優に笑っている
それを妬むなんて下らない

一人になって 寂しくなって
また いびつな愛を望む?
二人になって 嫌気がさした
わるい夢なら 覚めて欲しい

触れた誰かの声に 淡々と
身を委ねてしまいそうになる
遠い先の様な感覚を
分かち合えるだけでいいのに

深い朝の造形に
鴉は杞憂に浸っている
それを疎むなんて端ない

一人になって 気ままになって
また 不気味な日々を巡る?
二人になって 帳が落ちた
わるい嘘だと 信じていた

もっとちゃんと目を見て
あなたの全てを吐き出して
きっと枯れてしまわぬ様に
静かに水をあげるよ

もっとちゃんと目を見て
あなたの全てを知りたくて
きっと枯れてしまうなら
それ以上は望まないさ

一人になって 寂しくなって
また いびつな愛を望む?
二人になって 嫌気がさした
わるい夢なら 覚めて欲しい

一人になって 二人になって
また 悲劇を喜劇と呼ぶ?
二人にだって 望める様な
甘い夢だと 願うまま




  1. 2017/06/14(水) 22:08:11|
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雨とペトラ

誰かが言った いつか空は灰になって落ちるって
妄想の世の中で 日々を喰らっている

境界線を引いてしまうのも 共感覚のせいにして
街の灯の海で 居場所を探している

何処へ行くにも この足は退屈に染まって動かない
少しだけ先の景色が見たいだけなのにな

雨が降ったら きっと 頬を濡らしてしまう
枯れてしまった 色ですら 愛しくなるのに
目を瞑ったら もっと 遠く霞んでしまう
煩くなった雨の音 笑い飛ばしてくれ!

誰かが言った いつか溜息は夜に化けて歌を歌う
妄想の世の中で 日々を喰らっていろ

優しい嘘をなぞったせいで 離れる声に気付かない
溶けた月が足下に落ちて 静かに揺れていた

夜が降ったら きっと 今日を責めてしまう
満たされない 日々の底で 夢を見ているだけ
目を逸らしても ずっと 後悔と哀の隙間
取り残されてしまう前に 手を伸ばしてくれ

雨が降ったら きっと
湿るアスファルトを背に映して俯いた
独りぼっちで また 明日に期待をして

雨が降ったら きっと 頬を濡らしてしまう
枯れてしまった 色ですら 愛しくなるのに
目を瞑ったら もっと 遠く霞んでしまう
煩くなった雨の音 笑い飛ばしてくれ!
  1. 2017/03/09(木) 22:20:04|
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メーベル

笑えないわ 「不幸になった」って どの口が言うのだろう
もう何回 誤魔化している その指で遊んでる

ふざけないで 被害者ぶったって 何も変わりはしないのに
こうやって 夜は更けてく おやすみ

だから 相対になるのは夜が明けてから ほらね 今日は眠るのさ
そして こんな言葉に意味などはないから 気にしないで目を閉じて

傷が付いて変わっていった程度のものと言うのでしょう
もう何回 繰り返している その胸で眠ってる

不意に吐いた「嫌いじゃないよ」って その言葉で揺れるのに 
そうやって 目を伏せるのは 何故

曖昧になるのは嘘に怯えるから またね 遠く灯が揺れる
ここで 愛情を問うにはあまりに遅いから 聞かなかったことにしよう

青になって熟れる様な 赤になって枯れる様な
拙い想いだけ 募ってしまって仕方がないんだよ

だから 相対になるのは夜が明けてから ほらね 今日は眠るのさ
そして あんな言葉も優しさというから 触れる様な虚しさが残る
  1. 2016/12/14(水) 20:26:33|
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シャルル

さよならはあなたから言った それなのに頬を濡らしてしまうの
そうやって昨日の事も消してしまうなら もういいよ 笑って

花束を抱えて歩いた 意味もなく ただ街を見下ろした
こうやって理想の縁に心を置き去っていく もういいか

空っぽでいよう それでいつか 
深い青で満たしたのならどうだろう 
こんな風に悩めるのかな

愛を謳って雲の上 濁りきっては見えないや 嫌 遠く描いていた日々を
語って夜の群れ いがみ合ってきりがないな 否 笑い合ってさよなら

朝焼けとあなたの溜息 この街は僕等の夢を見てる
今日だって互いの事を忘れていくんだね ねえ そうでしょ

黙っていよう それでいつか 苛まれたとしても
別に良いんだよ こんな憂いも意味があるなら

恋と飾って 静かな方へ 汚れきった言葉を 今 「此処には誰もいない」「ええ、そうね」 
混ざって 二人の果て 譲り合って何もないな 否 痛みだって教えて

きっとわかっていた 騙し合うなんて馬鹿らしいよな
ずっと迷っていた ほらね 僕等は変われない
そうだろう 互いのせいで今があるのに

愛を謳って雲の上 濁りきっては見えないや 嫌 日に日に増えていた後悔を
語って夜の群れ 許し合って意味もないな 否 哂い合ってさよなら
  1. 2016/10/12(水) 20:26:30|
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夕染

揺れる懐中電灯と君が静かに溶けだす
気付いたら逆さになった夢の中

暮れる 今日はもう眠れないな 
また夜を逃す 夕に染まる街

壊れた傘を抱いて俯いた 
君によく似た後ろ姿だった

さあ 
君がもし明日を汚すのなら 
焼けるような日々も変わってしまう
意味も無く存在を確かめては 
夕闇に声が響いた

映る景色もいつか散ってしまったら
僕の存在感なんてばらばらになってしまう

回る焦燥と夏の噂 今も忘れない
思い出してむなしくなっちゃうな

曖昧に笑って 今日を誤魔化した
なのにどうして声は小さくなっていく

僕がもし明日を望むのなら 
褪せるような熱を奪ってしまう
我儘に振り回すことだけでは
困らせるだけだ

わかってる どんなに言葉をまとっても
結局薄っぺらい僕のままだ

咽るような夏が嫌いだった 
早く夜になれと願っていた
味気ない程、日々は無邪気に終わる

さあ 
僕等もし明日に背を向けたまま
眠れたら 幸せだったかな
夜を待つ 夕闇の底に落ちて
さよならも言えず ただ手を引いていた いじらしい日々だった
  1. 2016/07/21(木) 20:57:46|
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